M's Window
カーテンは可動式です。動いた時の事を想像してみましょう。
取付位置・製作寸法など少しの違いで見栄えや使い勝手がかわってきます。
実際には現場の状況に応じての判断になりますので、同行する機会があれば是非ご相談下さい。
   上部にたまるもの!
できる事ならば窓の開口部は大きくとりたいものです。それを最大限にする為に、全開した時たまった部分が窓にかぶらないように計算して取付位置を出している例です(正面壁に取付ける場合)
下地があるという前提ですがシェードやプリーツスクリーンも同じ事がいえます。

商品のお問合わせ
ニチベイ
左右にたまるもの!
バーチカルブラインドは開けた時のスラットのたまりを計算して理想のレールの長さを設定します。特に掃きだし窓の時はできるだけ窓にかぶらないようにした方が風になびいてパタパタする心配が少ないでしょう。その際には左右の壁のコンセントの位置なども気にしながら計画しましょう。但し、既にカーテンボックスがあるところはおのずと決まってしまいますが。
商品のお問合わせ
ニチベイ
コーナーのおさまり@
後から鏡を取付たのでカーテンをストッパーで途中まででとめました。すると横からみると2本のレールがむきだしに。このようにリターンをかけて小口を覆うようにすると美しいです。
コーナーのおさまりA
部屋の出角は目立つものです。
コーナー側をそれぞれサイドリターン付にするとこんなに美しく仕上がります。寸法だしの正確さはとっても大事です。


サイドリターン
コーナーのおさまりB
コーナーの入角の場合は左右の勝ち負けを決めて本体の巻きの太さを計算して発注します。これは右が勝ち。しかも右面の陽をできるだけ遮りたいので通常より深く差し込んでます。

商品のお問合わせ日本ハンターダグラス
コーナーのおさまりC
バーチカルのコーナーは羽根の回転を見越して取付けます。
(写真は羽根巾127mm)

ちなみにタチカワのラインドレープはコードとポールはほぼ羽根と同色。
難しいスカイブルー色もあわせてくれてました。
写真わかりにくいですね。

商品のお問合わせ
タチカワブラインド

  コの字・L字型窓のカーテンの端っこ
カーテンボックスやレール壁付けの場合は窓に向かって正面から見ると両端が丸見えです。
こんな時レース側のレールにストッパーを入れて、ドレープにリターンをつけてかぶせてあげるとレースのはじっこが見えず綺麗です。
ちょっとした事でだんぜん仕上がりが良く見えます。
リターンは光漏れやすきま風防止にも有効です。
光漏れを防ぐ@
左右カーテンの重なりを深くして遮光度を増す一つの方法です。交差レールは寝室やホテルなどで使用される事が多いです。ただし取付場所の奥行きがたっぷりないとできません。
光漏れを防ぐA
カーブレールを使うとカーテンが壁まできっちりまわるので遮光・断熱共に効果があります。両サイドのおさまりも綺麗です。
これは小窓で片開きでしたが両端にマグネットを入れてどちらからでも開閉できるようにしてます。

自然に隠す@

コンパクトタイプのプリーツスクリーン。枠内取付なのでプリーツの上部のたまりがサッシのクローザーをちょうど隠して美しい納まりです。この時、ロールスクリーンの場合はロール本体、シェードの場合はたたまれた生地が後ろのクローザーにぶつかる可能性があります。気をつけましょう。
商品のお問合わせ トーソー

自然に隠すA

パネルトラックは全開することはできません。ですが、太陽光はほしいけれど景色は隠したいなど自然な目隠しとしても有効です。1枚の時、2枚重なった時、一番開いてる状態、閉まってる状態などで光のはいり具合、生地の色柄の見え方がかわります。ヒダをとらないのでパネルの数や生地選びはかなり重要です。

商品のお問合わせ サイレントグリス
自然に隠すB
賃貸住宅などで直接躯体に穴を開けれない時、レールにシェード取付する事があります。ただレール取付用金具を使うとレールが正面からみえてしまいます。そこで生地をメカよりも上部に少し長くトップリターンすると自然に隠す事ができます。

トップリターン
自然に隠すC
工事がらみなので経過・条件によりますがレール埋込みにするとまさにレールは見えません。この場合、直付できる角型レールがいいです。大工さんに事前にレールのサイズ切り込んでもらいます。
細くて薄い「ウィンピア」、重量がかかるようであれば「ニューデラック」あたりですね。
商品のお問合わせ
トーソー
柄を合わせる@
並んでるサイズ違いの窓。左の写真は上から柄を追い、右の写真は下から追って仕上げています。
全部閉めた時にシェードは柄が目立ちます。合わせ方は柄にもよりますが、見る位置によっては気になるものです。
柄を合わせるA
ヒダをとらないこんな柄シェードは柄指定して作成するとオーダー感いっぱいです。
窓サイズ・窓数・柄などによって取り方を工夫します。
効果的にかつ、できるだけ無駄が出ないのが理想です。
レースの透け感を大事にする!
レースのシェードの場合裏のリングテープが透けて見えます。柄やストライプのピッチにもよりますけど、通常均等なシェードの裏のリングテープを位置指定してストライプと重ねます。とはいっても、あまりにリングテープの分割巾に差があるとウエーブの出方に影響してくるのとシェードのサイズによってピッチコードの本数も変わるので、希望通りにいかない時もあります。今回は両端はカーテンで隠れるので中心部を合せて綺麗にいきました。
 
ウッディ ポールをつける!
引越したら絶対と思っていたのに。マンションで下地がない。障害物がある。 あこがれで終わってしまうのでしょうか・・人気の高い木のポール。でも、現実的には(下地・エアコンの位置など)取付が難しいところも少なくありません。左記のT邸は窓枠上部の壁の部分が狭かった例ですが、ブラケットの一部を窓枠の高さにあわせてカットし、枠にのせるような形で取付てます。見た目も美しいカーテン工房Mの工夫とワザの一つです。
  曲げる@
レールを曲げる小道具「ベンダー」です。主に3面出窓の時使います。上から115R、55R、ちょい曲げ。レールを差込み金具で締めて、曲げ角度の目盛(45°60°90°)までゆっくり曲げます。ちょい曲げは文字通りちょっと曲げる時用。レールの種類によってベンダーも変わります。
曲げるA
左のようなボウウインドウは小道具使わず手曲げです。
手曲げはレールがよじれやすいので注意が必要です。
施工店が工事で使うレールとは別にホームセンターなんどで販売している特殊プラスティックのぐにゃぐにゃのレールがあります。
工具なしで素人が取付するにはラクですが直線にしたい部分がシャキッといかなかったり、
あまり荷重がかけれなかったりします。
  曲げるB
定型外のカーブものは、型どりしてメーカーにオーダーします。
これはバーチカルブラインドを取り付ける予定なので羽根の巾の回転を想定して型どり。
  
     手すりを逃げる!
通常のロールスクリーンは室外側に生地が下がります(下の写真)
が、上のように手すりが枠内についているところは室内側に生地が下がるように逆巻き作成する事もできます。
巻き方を変えると手すりの手前にプルコードがきますので操作がしやすくなります。
どちらにしろ室内側に表がくるようになりますし違和感はありません。
そして価格変わらず。
     
障害物を逃げる@
窓周りの壁のセキュリティーや窓枠の出幅が大きい場合には、ブラケットスペーサーなどを使います。写真は3段重ねてロールを前に出して取付ています。
障害物を逃げるA
採寸時にはなかったものが取付時に発生する事が時々あります。この左側のドアのクローザーもそう。ブラインド側もサッシいっぱいなので小さく作りなおすとお部屋がみえてしまいます。そこでその場で羽根を一部カット。プロの取付かどうかは疑問ですが、臨機応変って事で。
レガート レールにポールをかぶせたようなレガート。窓の木枠に取り付けられるタイプなので、エアコンを避けたり、下地がないマンションでもイメージに近い形で納まります。                       
商品のお問合わせ
トーソー
   補強する!
障子を外してかわりのものを取り付ける事も少なくありません。真ん中の凸の部分は細いのでビスを打ち込むと割れる恐れがあります。凹に20×14の木材を入れてビス打ちの補強にします。この木片を挟み込み長いビスでとめます。細かい所ですが、ビスのぐらつきが軽減され安定します。
すべりを回復させる@
カーテンの開閉がランナーのすべりにくくなって引っかかる時は、シリコンを塗ると良くなります。綿棒につけて塗ったあと乾いた布でふきとります。無臭です。スプレーよりも液状の方が良いです。自転車に油さすのと似たノリ。
すべりを回復させるA
リングランナーのポール自体、すべりは良くないのですが昔の木製ポール「ウッディ」は今よりずっとすべりが悪いです。
ランナーがあたるポール上部にロウを塗ると少し回復させる事ができます。
今の木製ポールは何かしら改良されているのか随分すべりが良くなってます。
チェーンの力!
何気なく使っているシェードの操作チェーン。メカによってタマタマの大きさと間隔がこんなにも違うんです。これはサイレントグリスの一般的なスマートタイプ(上)と大型タイプのオームギア(下)。下の大きな方が力があります。大きなものは生地や本体が重くなるので開けるのに大変力が必要になります。それを助ける一つがこのチェーンの違いにも出てるのです。メカ本体の部材も色々違いますけどね。
!!番外!!
内開きの網戸はカーテン屋泣かせ。
これはサッシ屋さんが低い網戸に取替えてくれた例です。もともとは枠内いっぱいの高さまであったので、網戸撤去する予定で工事に向かったのです。窓のサイズや場所にもよりますけど、あっぱれでした。
このようにすればブラインドなら枠内に入ります。プロでした。
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